ラインに対応する時間のローソク足が確定するタイミングがラインの信頼性が一番高くなるタイミング。
先日、マルチタイムフレームでのラインの見方について理解しやすい事例があったので紹介します。
まずは、トレード記事で紹介した GDP/JPY の4時間足チャートの画像です。
日足で意識されている紫色(1872)のラインを抜けたところです。
このまま押し目を付けて上昇のシナリオですが、MA20がついてきていないので、時間足を1時間足に下げてエントリーの機会を待ったほうがいいかな~という感じです。
この画像作成時は、21時15分頃。
日足で意識され何度も波の動きを止められているラインを突破して、ここからの動きに期待をするところですね。
この後のチャートの動きは…
上記チャートは同じ4時間足チャートのその後の動きです。
そのまま下降のシナリオに近い4時間足のオレンジライン(144)まで下降しました。
予想をした時点では、上昇しても下降してもおかしくない状況でしたが、上昇の流れの中で日足で意識されるラインを突破したので買いの流れに期待をしてしまいますよね。
しかし、この動きの部分を日足チャートで確認をすると…
日足チャートではピンバーの形とななり、さらにこの日足(1872)のラインに波の動きを止められて更に固いラインとなる結果となりました。
日足チャートを見る限り、このあとの流れは今回のピンバーから下降して二本下の紫の日足ライン(576)あたりまで下降してレンジを形成しそうな流れです。
今回は、4時間足チャートで日足で意識されるラインを使用する場合の例でした。
1時間足チャートでの日足ラインでも5分足チャートでの1時間足ラインでも時間足の違うラインを利用する場合は全て同じです。
大きな時間足のチャートから順番に流れを確認することが一番にすることですが、5分足で数十分~1時間程度で取引をする時に日足を意識するのはあまり意味がなさそうですよね。ですが、結構時間足がバラバラで離れていてもしっかりラインは反応します。
では、なにを意識すればよいかというとローソク足の確定する時間です。
今回は4時間足で上昇⇒下降で押し目を付けての上昇狙いでしたが、上昇⇒下降の時点で日足が確定してライン下でピンバーとなりました。
固いラインを突破すると ”おっ!!” となりますが、ダマシのヒゲとなる可能性もより高くなります。
ラインに対応する時間のローソク足が確定するタイミングがラインの信頼性が一番高くなるタイミングとなるのです。
上位時間足のチャートより全体の流れを確認→使用するラインの時間足のローソク足が確定する時間を意識してローソク足の形をイメージまたはその時間足のチャートを確認することで選択肢が絞られてトレードの質も上がるのではないかと思います。
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